かめイズム

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コーヒーが好きな大学院生が書いています。

「植物はなぜ動かないのか」から自分の生きる意味・生き方を考えた。

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どうも、理系で生物は苦手のカブ太です。笑

 

今回はタイトルに魅せられ読んでみた「植物はなぜ動かないのか」のおもしろさを伝えたいと思っています。

 

人間から見た植物、昆虫から見た植物、様々視点から植物を考え、時代、環境の中での植物のあり方を科学します。

 

 

ところで、ぼくたちは死んだらどうなるのか、なんのために生きるのか、自己を問うことがぼくは多いです。自分が何者か知りたい。笑

 

本題とは別に、ぼくが期待していなかったところでしたが、この本は自己についてのヒントを与えてくれました笑。息詰まったら違う視点から考える、ということも大切だなと考えさせられた一冊。

 

 

 

 

どうやって植物は動かず生きるのか

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自分の周りを動かす

植物の進化に伴って僕たち動物も進化する。例えば、植物の背が高かったら、動物も合わせて背を大きくする。キリンとかはいい例です。

 

植物が酸素を作らないと、ぼくたちは生きられない。植物が枯れて地下で燃料にならないとぼくたちは車で移動することもできない。エネルギー源はすべて太陽からの植物経由。

 

ぼくたちが生きる上で植物は必要不可欠。実はこっちが動かされていたのか笑。

 

 

頭のいい雇用者を選ぶ

植物は蜜をやる代わりに、花粉を運んでくれる。

 

植物には「ここに蜜がありますよ!」という目印があってそれを理解できるハチなどのあたまのいい雇用先にだけ蜜をあげる。しかもハチは同じ種類の花から蜜をとったりするから、効率よく花粉を広げられる。

 

植物さんはかしこい!人間と同じでできるだけ効率よく、って考えると頭のいい人を働かせる。非常に合理的。

 

 

自分も変わって環境に適応する

ぼくたちは自由に動き回れる。でも現代社会では環境を大きくは変えられない。いろいろな制限があって嫌な上司からは逃れられなかったり、いやな課題から目を背けては生きられない笑。

 

でも植物は足がないから逃げない!

どうするかといえば自分を変える。そこがかしこい。周りを変える力がないときは自分を変える。どんなに居心地が悪くても、そこで生きる。そうしなければ死ぬ。

 

ぼくたち人間も、置かれた環境で文句を言うだけじゃなくって、頭も足もあるんだから、置かれた場所でどう生きるか考えたり、足を使って動いたり、もっと努力する必要がある!と考えさせられた。

 

 

 

「死」の意味

 

「死」は種が繁栄するためにプログラミングされている。実は生まれた時から死ぬようにプログラミングされているのだ!笑

 

ぼくみたいなポンコツが、うん万年も生ききてても邪魔なだけ。常に新しくしていかないと新しい考えや発明は出てこない。とても合理的で少し悲しい現実。笑

 

大学の生物の教授(細胞が専門)に死ぬとどうなるかを聞きました。答えはひとこと「disapear」消滅して終わりみたいです。笑

 

じゃあもっと楽しく、置かれた場所で花開かせられるように頑張ろう!ってぼくは思いました。と同時にもっと気楽に生きようとも思いました。

 

 

花を愛でる心

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花には栄養もおいしい味も、何もない。人間が花に惹かれる合理的な理由は今のところ一切ないみたい。ただキレイなだけ。それでも人間は花をいとおしむし、写真に撮ってインスタに載せる笑。それこそが花の持っている魅力ですね。

 

生存に関係のない「花の美しさ」を感じられる心こそが、人間を人間たらしめるのではないか。

 

 

 

 最後に

 

植物っておもしろい!人間の生き方とも通ずるところがある。

 

ぼくはどちらかといえば物理・化学よりの人間だけど、花とか木を見てとても興味深く感じます。

 

このまえ、ふと家の窓から見える木を見ていると、幹があって、枝があって、葉があって、木の輪郭は上に行くほど狭まっていく構造にふと考えました。

 

考えていると思いついた「葉も同じ形をしている!」

葉っぱの中心に太いやつ、それから枝分かれするように細いやつ。輪郭は先に行くほど狭まっていく。世紀の大発見をしたように感じました笑。

 

結局、木の構造と葉の構造が似ているのは、それが栄養などを運びやすい形だから。

 

こうやって、物事に合理的な答えがある、考えれば理由が見つかる、そこが植物のおもしろいところですねぇ。笑

 

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました