かめイズム

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コーヒーが好きな大学院生が書いています。

人生をより良くするための”エッセンシャル思考”【最小の時間で成果を最大にする】

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エッセンシャル思考とは、「より少なく、しかしより良く」という思考である。多方向にエネルギーを注ぐのではなく、一方向にだけエネルギーを注ぐことで大きな成果を出すという考え方でもある。

 

向上心はときに絶えざるプレッシャーとなってあなたを襲う。あれもこれも試したい、いいことは全部自分の生活に取り入れたい。だが、そんなやり方では人は進歩できない。

何事も中途半端に終わるのがオチだ。

この苦境を抜け出すための鍵は、人生を本質的要素だけに絞り込むこと。本書は、自分にとっての本質的要素を見つけ出す手がかりとなるだろう。

(引用:推薦の言葉)

 
本書の中では絶えず、エッセンシャル思考vs非エッセンシャル思考の対比が繰り返されます。「やらなくては」「どれも大事」「全部できる」この3つの思い込みを克服するための本がこの「エッセンシャル思考」である。

 

 

 


エッセンシャル思考の基礎となる3つの考え方

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1. 選択

2. ノイズ

3. トレードオフ(一得一失)

 

今回、この中でも「選択」に関してまとめてみたいと思います。「選択」するということは、選ばれたもの以外を「捨てる」ということです。これは非常に勇気の要ることなのではないでしょうか。

 


”捨てる”

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例えばクローゼットの中の服を「いるもの」と「いらないもの」にわけたとしよう。さて、「いらないもの」を今すぐ捨てる勇気があるだろうか?

「やっぱりもったいない」と感じるのも無理はない。心理学の研究によると、人はすでに持っているものを、実際

よりも高く評価する傾向があるという。

こんな時は「もう一度お金を払ってこの服を買うだろうか?」と自分に問うことだ。

(引用) 


様々な選択は服を捨てることほど簡単ではありません。

何かを人に頼まれたりしたときにうまく断ることも”捨てる”ことの一つです。

 

ここでイエスと言ったら、自分はなにを失うだろうか。そのトレードオフに目を向ければ、中途半端なイエスは言えなくなる。どんな判断をするときも、機会コストを忘れてはならない。

(引用)

 

様々な悪習の切り捨て方

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目的、目標に向かうために非本質的な悪習はだれにでもあると思います。だらだらとお金を投資し続けているような状態です。それをどのようにして切り捨てればいいのか。

 

理由のひとつは、サンクコスト(埋没費用)に対する心理的バイアスにある。

「サンクコスト」とは、すでにお金や時間を支払ってしまったという理由だけで、そんな取引に手を出しつづける心理的傾向のことだ。「ここでやめてしまったら今までの投資が無駄になる」という思うあまり、望みのない投資を重ねてしまう。

(引用)


本当にそれは本質的か、望みがないとわかっているのに、バイアスで続けていないかを自分に問う必要がある。

  

 

捨てること、エッセンシャル思考の習慣化

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あとは習慣にして仕組み化してしまえば、常にエッセンシャル思考で生き抜くことができる。

 

変化を起こそうとするとき、私たちは派手な目標を掲げがちだ。

心理学の研究によると、人間のモチベーションに対してもっとも効果的なのは「前に進んでいる」という感覚である。小さくても前進しているという手応えがあれば、未来の成功を信じられる。そのまま進み続けようという力になる。

(引用)


まずは、難しいようで簡単な「捨てる」という行動を起こしてみるのはいかがでしょうか。


着ていない服を捨てる、ずっと置きっぱなしの使っていないものを捨てる、仕事のお願いをうまく断ってみる、小さな前進を繰り返すことで、エッセンシャル思考は身につき、やがて大きな目標を達成することができるのではないでしょうか。