【入社1年目の教科書】3つの原則から絶対に役に立つ知識まで!ベテラン社員さんにも役立つ初心に返るための原点
2011年に出版された本ですが、人気の落ちないベストセラー本。
時代に流されない、確かな教訓を持っているからこそ10年という時間の中で、今も読まれているのだと思います。
社会人として、「仕事において大切な3つの原則」から始まり、筆者の経験をもとに、社会で役に立つ考え方、知識が解説されます。
社会人1年目に限らず役立つのだと思います。何にしても初心に返ることは必要で、忘れがちなことだと思います。上司、部下、先輩、後輩どちらの目線からも読める、得られるところの多い内容だと感じました。
入社1年目に役立つ考え方・マメ知識
入社したことないんですが、契約社員としてがっつりと業務をしたことがあります。その中で、この本の中から活かすことのできたこと、印象的なことをお伝えできればと思います。
質問はメモを見せながら
わからないところをすぐ聞くことは聞かないよりもよっぽど良いと思います。と同時に少し、考えていない感もあります。特に若い世代の人たちはすぐにスマホで調べるというクセがあるので、なにも考えず、答えを見てしまうような感覚で、上司に聞いてしまうのだと思います。
そこでやるべきことは、自分で調べて、調べたこと、自分で考えたことをメモに書いて、見せながら質問すべきだ、ということです。
まずは自分で調べる。理解できた部分とわからない部分を認識する。一通り最後までその問題について考える。自分なりの仮説を立ててみる。そのうえで、理解できない部分を質問する。予習、つまり自分なりの準備をしてから質問するのが、正しい質問の仕方である思ってください。
(引用)
上司や先輩に対して敬意を払うことにもなりますし、自分の考えたことのメモ書きにもなります。聞いたことを書くメモ用紙にもなりますし、相手に見せることで言葉で伝わらなかったところまで、伝えることもできます。
感動は、ためらわずに伝える
上司や先輩(後輩)から教えてもらったり、何かをして感動した、すごいと思ったことは素直に、ためらわずに伝えるべきだということです。
「ありがとうございました。」だけではなく、どんなところに感動したのか、具体的なところまで添えて、感謝と感動を伝えられれば、印象が大きく違ってくると思います。褒められたら、誰だって嬉しい!いくつになってもそれは変わらないことなのかもしれません。
ただ、言い方には注意が必要です。上から目線の発言だと解釈されないような配慮が必要だと思いますし、ゴマをすっているようにも思われてしまうかもしれません。そうならないような言葉選びやタイミングが大事なのでしょう。
なんにせよ、ひとこと伝えるだけで、それ以降の良好な関係にもつながると思いますし、見られ方にも絶対に変化があるように思います。
たとえ上司とはいえ、良いところを見出して、自分にとって学びとなったことを伝えてください。それはリスペクトの気持ちを伝えることです。やがてそれが良い人間関係になって、意外なところでチャンスにつながることもあるのです。
(引用)
苦手な人には「惚れ力」を発揮
惚れ力とは「人を好きになる力」です。例えば、結婚できない人の特徴として、条件が厳しく、良いところに目を向けられていない人、逆に結婚できる人は、条件は厳しかったとしても相手の良いところに目を向けられる人、という傾向があるそうです。
嫌いな上司なんてどこに行ったっていると思います。嫌いだ、と片付けるのではなく、良い面が必ずあるはずで、そこに目を向ける。そうすれば、イヤな上司との関わり方は変わってくると思います。どうしても、良いところに比べて、悪いところって1.5倍増しくらいで感じてしまうものだと思うので、こちらの見方を変えて行くべきなんだと思います。
願ったって相手は変わるものじゃない、変えられるのは自分だけ、です。
自分を好きでいてくれる人を悪く扱ったりしないものですよね。自分が好意的にすればきっと相手の対応にも変化が現れるはずです!!
人は、自分に好意を持ってくれている人を邪険に扱いません。しかし、相手から嫌われているという空気は必ず伝わります。どんなに気難しい上司でも、良いところをみつけて尊敬すれば、おそらく嫌われることはないでしょうし、チャンスをもらうこともできると思います。
(引用)
バイトもしたことない人、から、社会人10年以上のベテランの方まで。
社会人としてのルール・マナー・常識、上司との接し方まで、役立つことが書かれています。これは社会人1年目に限らず、2年目、3年目、あるいは大ベテランの方まで。社会を知るため、初心に返るため、読んでおいて損はない内容じゃないかと思います。